正解はない!? ~モーシェの一言~

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モーシェの一言

The better can be improved – the right remains the limit for ever.

The Elusive Obvious – p93

より良くすることはできる。“正解”はそこで行き止まり。

 

先生のちょこっと解説

 

私たちが動きを学ぼうとする時、ついついどのような動きや姿勢が正解なのかと考えがちです。

ところが、モーシェは人生を動きから動きに移行するプロセスとして捉えていたので、「正解か不正解」はなく、あるのは「より自由になるプロセスか、より不自由になっていくプロセスか」と考えていました。

「より良い動き」は求められても「正しい動き」は求められません。なぜなら「正しい動き」とは完全に観念的なもの(もしくは便宜的なもの)で、そこに至るプロセスも、そこから変化していくプロセスも無視されています。

 
モーシェが、自身の膝の痛みを治した時に、次のように言っています。

In order to arrive at the right movement, it is first necessary to think of better movement rather than right; the right movement has no future development.
 
正しい動きに到達しようと思うなら、まずは正しい動きを考えずに、より良い動きを探すことが必要だ。正しい動きには発展性がない。

 

時間の中で生きていることを無視し、人間を静止画的に見て、正解、不正解で捉えるのは無理があります。

現実と違うからです。

現実と乖離した自己イメージを持つとなかなか成長できません。

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 
この”モーシェの一言”シリーズは、フェルデンクライス・メソッドのレッスン受講者用の覚え書きです。

レッスンを体験していないと、専門用語もあってなかなか理解し辛いと思います。

なんとなくでもモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れてもらえれば嬉しいです。
 

2 Responses

  1. 稲田美晴

    久しぶりにメール頂きました。その間、葛藤の末、ギターを止めて今
    マンドリンを始めたところです。ギターに思いを寄せながら、苦渋の決断でした。長年こよなく愛したギターとその名器をしまいこみ、ギターの世界から遠ざかってそろそろ二年位になるでしょうか?治療やフェルデンクライスにも通いました。完治したなんて信じられないです❗おめでとうございます

    • こんにちは。
      ちょっとした手違いからサイトを壊してしまい、完全リニューアルで作り直している最中です。
      まさかコメントを頂けるとは思っていませんでした!ありがとうございます。

      フェルデンクライス・メソッドをジストニア治療に活かすには、少しメソッドの応用が必要です。
      今まで完治された方(私を含む)は例外なく、ATMレッスンに一定期間通われて、尚且つその体験を具体的なリハビリに応用されました。
      そんな情報もアップしていきたいので、ぜひまたサイト覗きに来てくださいね!

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