They think willpower is the real way to achieve correct functioning, and consider that repeated attempts will ensure excellency.

In fact, exercising for the correct final state only produces familiarity and makes any errors habitual.

彼らは、意志の力こそが正しい動きを達成させるもので、繰り返して練習すれば極められると考えています。

実際、正しい最終的な状態になろうとして繰り返すのは、慣れを生むだけでミスを習慣化させてしまいます。

引用著作 : The Elusive Obvious – p32

Enokuからの解説

「努力は裏切らない」「石の上にも三年」などと聞かされてきた私たちにとっては、にわかには受け入れがたいモーシェの一言です。

一体、どういう意味なんでしょうか?

誤解があると良くないのですが、モーシェは「意志の力」や「繰り返し練習」を否定しているわけではありません。

事実、何事でも繰り返して練習すれば、熟練していくことは誰もが経験しています。

しかし、そうやって「がんばる」ことで到達できる範囲には限界があり、神経系の発達はもっと有機的であるとモーシェは言うのです。

フェルデンクライス・メソッドで言う「有機的な学び」の核となるアイデアは「分化と統合」「制約をかける」「意識の使い方」「近位と遠位の機能」「状況のバリエーション」「条件反射の抑制」「ストップ&リバースの動き」「サポート」などと色々あります。

そのどれもが「自由」というキーワードにつながっていきます。

「有機的な学び」の体験を何度も積み重ねていき、深めてくならば、ベートーヴェンも、バッハも、ピカソも、ミケランジェロも、トルストイも、ジョイスも、ウィトゲンシュタインも、アインシュタインも、ディラックも、ダンテも、決して「がんばって」はいなかったことに気付くでしょう。

そして、わたしたち自身にある途方もない可能性にも気付くでしょう。

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