モーシェの一言

他の方法でやれる!? ~モーシェの一言16~

 

モーシェの一言

 

Thus for anything you do, speak, write, sing, if you can’t do it in two different ways, you do not have free choice.

And therefore, the truly important learning is to be able to do the thing you already know in another way.

The Master Move – p20
 

そういうわけで、話すのにも、書くのにも、歌うのにも何をするにしても、もし二つ以上の違った方法でできないのであればあなたに選択肢はありません。

ですから、真に重要な学びとは、あなたがすでに会得していることを別の方法でできるようになることなのです。

 



 

先生のちょこっと解説

 

選択肢が増えれば増えるほど、自由に行動できます。

そして自由であることは健康であることに繋がっています。

健康な人は不健康な人の行動を真似ることができますが、その逆はありません。

不健康な人は、言い方を変えれば、自由を制限されているのです。

 

ヴァイオリンの帝王と呼ばれるハイフェッツが、わざと下手なヴァイオリニストの真似をして生徒達を笑わせている動画をYoutubeで見られます。

緊張して手が震え、コントロールできない様子を見事に真似して弾いていました。

意地悪だなぁとは思いますが、逆にハイフェッツの演奏を真似することはプロのヴァイオリニストであっても難しいのです。

 

そういうわけで、あらゆる動きの学習には、繰り返すことも重要ですが、選択肢を増やすことはもっと重要です。

何か深く学びたいものがあるのなら、色々変化を加えて、別の方法でもやれるか試してみましょう。
 

 

今回の引用著作

 

The Master Move

1979年にカルフォルニアのMann Ranchで行われた5日間のワークショップの記録です。12のレッスンが収録されています。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。