モーシェの一言

筋肉はおバカさん!? ~モーシェの一言20~

 

モーシェの一言

 

When a muscle is engaged in doing something, it can’t do something else.

The Master Move – p97
 

筋肉は、何かの動作に携わっている場合、他のことができません。

 



 

先生のちょこっと解説

 

当たり前に聞こえるかも知れませんが、とても大事な理解です。

筋肉には弛緩と収縮しかなく、弛緩している分だけしか収縮させられません。

簡単に言うと、Offになっている筋肉しかOnにできません。

どんな動きをするにしても、筋肉を使う必要があり、そして、使えるのはその時リラックスしている筋肉だけなのです。

 

フェルデンクライスのレッスンで、リラックスの重要性を強調するのはこのためです。

レッスンの動きの中には、ある程度力を必要とするものもあり、動かすことに注意が向きがちですが、実際には力を抜く練習をしていると言っても過言ではありません。

 

無駄な力が入ると、使える筋肉が少なくなり、どんどん動きづらくなります。

どんなに筋肉をつけても、痛みがあったり、思い通りにコントロールできなかったりするのはこのためです。

まずはリラックスから始めましょう。

 

 

今回の引用著作

 

The Master Move

1979年にカルフォルニアのMann Ranchで行われた5日間のワークショップの記録です。12のレッスンが収録されています。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。