モーシェの一言

忘れましょう!? ~モーシェの一言24~

 

モーシェの一言

 

Just as in eating, learning requires digestion.

In learning you find things that you can assimilate easily, and some that you reject.

The Master Move – p138
 

食事と同じで、学びには消化が必要です。

学ぶ時、簡単に吸収できるものと捨ててしまうもの、どちらもあります。

 



 

先生のちょこっと解説

 

以前、英語教師をしていた時の体験談ですが、単語を30個覚えなくてはいけないとして、最初から30個全てを覚えようとすると非常に難しいのです。

20~25個までは、比較的短時間で覚えられても、残りの数個がなかなか覚えられなかったり、覚えたと思っても定着しなかったりで、不思議に感じていました。

 

実は、何かを学ぶ時、必ず何かを忘れる必要があります。

モーシェの指摘によると、学習は消化と同じで、学ぼうとしたことの何割かを捨てる作業があるのです。

いれたものを全て吸収できるようには、そもそも人間がデザインされていないというわけです。

 

だからと言って、ぼーっとしていて良いとはなりませんが、行き過ぎた完璧主義からは自分を守ることができます。

みなさま、7割、8割でいいのです。

色々やって戻ってきたら10割できるようになっています。

次に行きましょう!

 

 

今回の引用著作

 

The Master Move

1979年にカルフォルニアのMann Ranchで行われた5日間のワークショップの記録です。12のレッスンが収録されています。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。