モーシェの一言

ゆっくり!? ~モーシェの一言26~

 

モーシェの一言

 

In learning Awareness through Movement, proceed very slowly. […]

The slowness is necessary for the discovery of parasitic superfluous exertion and its partial elimination.

The Elusive Obvious – p92
 

ATMレッスン(グループレッスン)では、ゆっくりやりましょう。

寄生的で余計な動きを発見するのとそれを手放すのには、ゆっくり動く必要があります。

 



 

先生のちょこっと解説

 

ゆっくりやりましょう。

レッスンの進み具合も、動きそのものもです。

 

もちろん速い動きもレッスンにでてきますが、想像以上に軽く速く動ける解放感を味わってもらうためのものです。

基本的には、速く動くための速い動きの練習は、フェルデンクライス・メソッドではでてきません。

 

しかし、ゆっくりすぎる動きも考え物です。

ゆっくり動くのは、自分が分化できていない、寄生的な緊張を発見して、それを手放すためです。

ゆっくり動くことそのものが目的ではありません。

ですから、もしも自分を十分に観察できるのであれば、周りの人よりも速く動いても良いのです。

 

自分がうまく学ぶためには、どれくらいゆっくり動く必要があるのか、ゆっくり動くことで確かめてみてくださいね。
 

 

今回の引用著作

 

The Elusive Obvious

英語で書かれている原著です。モーシェ最後の著作で、1981年に出版されました。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。