vol.36 “ゆっくり!?”

In learning Awareness through Movement, proceed very slowly. […]

The slowness is necessary for the discovery of parasitic superfluous exertion and its partial elimination.

ATMレッスン(グループレッスン)では、ゆっくりやりましょう。

寄生的で余計な動きを発見するのとそれを手放すのには、ゆっくり動く必要があります。

引用著作 : The Elusive Obvious – p92

by Moshe Feldenkrais
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Enokuからの解説

ゆっくりやりましょう。

レッスンの進み具合も、動きそのものもです。

もちろん速い動きもレッスンにでてきますが、想像以上に軽く速く動ける解放感を味わってもらうためのものです。

基本的には、速く動くための速い動きの練習は、フェルデンクライス・メソッドではでてきません。

しかし、ゆっくりすぎる動きも考え物です。

ゆっくり動くのは、自分が分化できていない、寄生的な緊張を発見して、それを手放すためです。

ゆっくり動くことそのものが目的ではありません。

ですから、もしも自分を十分に観察できるのであれば、周りの人よりも速く動いても良いのです。

自分がうまく学ぶためには、どれくらいゆっくり動く必要があるのか、ゆっくり動くことで確かめてみてくださいね。