モーシェの一言

人それぞれ!? ~モーシェの一言30~

 

モーシェの一言

 

If we want to make sure that every person has learned the same amount in that lesson, then that lesson must be three to four times as long.

The rate of learning is absolutely personal.

The Master Move – p178
 

全ての人が同じように学ぶようにするならば、レッスン時間は三倍か四倍に伸びなければいけません。

学びの進みは全く個人的なものです。

 



 

先生のちょこっと解説

 

グループレッスンでは、最も進度が早い人に合わせると他全員がついていけませんし、最も進度が遅い人に合わせるのも他全員が退屈してしまいます。

ですから、ちょうど間をとって、大体クラスの平均の人にレッスンの進み具合を合わせます。

 

そういうわけで、レッスンの種類によっては難しかったり、よく理解できなかったりするかも知れません。

自分だけが取り残されて、先生にも無視されているかのように感じてしまうかも知れませんが・・・、安心してください。大丈夫です!

 

そんな時にはとりあえず、動きをやめて休憩しましょう。

今、そこで完全にわかる必要は全然ありません。

「これはうまくいかない」と気付けるだけでも大きな収穫です。

力を抜いて、楽な動きをしていれば、身体を痛めることはありません。

そうこうしている内に急に視界が開けることもあります。

 

感覚的な学びは、全く個人的なもので、他の人は参考になっても比較はできません。

グループレッスンの性質上の限界も理解して、ゆったりと構えて下さいね。

 

 

今回の引用著作

 

The Master Move

1979年にカルフォルニアのMann Ranchで行われた5日間のワークショップの記録です。12のレッスンが収録されています。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。