モーシェの一言

知識は更新しよう!? ~モーシェの一言35~

 

モーシェの一言

 

Our knowledge will undoubtedly improve in the future, but with good theory much of what we know now can be useful and applicable.

The Elusive Obvious – p1
 

将来、わたしたちの知識は確実に向上するでしょう。しかし、現在知っている分の理論も、役に立ちますし、適用できます。

 



 

先生のちょこっと解説

 

フェルデンクライス・メソッドは神秘主義とよく間違われる時があります。

客観的な数字やデータになりにくい分野を扱っているので無理もありませんが、フェルデンクライス・メソッドは神秘や奥義ではありません。

科学です。

 

科学の特徴は、「反証されうる」というものです。

簡単に言うと、「間違っている可能性があり、訂正される可能性のあるのもの」です。

ですからフェルデンクライス・メソッドも、知識であり、更新され続けていきます。

モーシェは自身のメソッドを「現在知っている分の理論」と言い、死ぬまで新しい研究や発見を取り入れ続けました。

 

科学的な常識は時代によって全く新しくなります。

現代では「人間のオーラ」なるものが「バイオフォトン」として実際に発見されましたし、量子力学の発展によって、物質を瞬間移動させる技術が研究されています。

パラレルワールドもれっきとした科学的仮説になりました。

私たちが子どもの頃、そういったアイデアは全て非科学的だった筈です。

 

そういうわけで、フェルデンクライス・メソッドで悟りは開けませんし、完全にもなれないでしょう。

むしろ探し、追求し続けていく人のためのものなのです。
 

 

今回の引用著作

 

The Elusive Obvious

英語で書かれている原著です。モーシェ最後の著作で、1981年に出版されました。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。