モーシェの一言

ずっと進歩し続ける!? ~モーシェの一言50~

 

モーシェの一言

 

If you have succeeded in getting the feel of it, you need not worry – progress will be slow, but continuous.

The Potent Self – p217
 

感じをつかむのに成功したら、心配しなくても大丈夫です。

進歩は、ゆっくりでも、ずっと続いていきます。

 



 

先生のちょこっと解説

 

フェルデンクライス・メソッドは、簡単なものではないでしょう。

誰でもすぐに理解できるような内容ではありません。

レッスンを受けていて、全く何も感じられなかったり、意味が理解できなかったりするかも知れません。

そんな時も心配しないでください。

 

今まで経験していないことは判断がつかなくて当然です。

人間の神経系は時間をかけて変化していくものなので、最初はわからなくても、そのうちにはっきりわかるようになってきます。

1回目のレッスンではボヤっとしていた動きが、2回目、3回目で鮮やかに感じられ、最後には感動するほど納得することもあるでしょう。

 

神経系の学習は、まるで「大玉転がし」のように進みます。

最初は力をいれて押さないと動きませんが、いったん勢いがつくと自然に転がっていってくれます。

「進歩はゆっくりでも、ずっと続く」のです。

 

人生のある時点で、自分を変える方法を発見する人と、自分は変わらないと信じる人では、その後がまるで違うでしょう。

一方はあらゆる面において進歩が期待できますが、もう一方はできたことができなくなるのを感じ、全てを年齢のせいにします。

もし変化し続けていくことを選ぶならば、モーシェが言うように、

自分をより深く知り、自分の使い方に習熟し、そして強制的な衝動から解放されて「自分が本当に何をしたいかを知る」ようになるでしょう。
 

 

今回の引用著作

 

The Potent Self

英語で書かれている原著です。モーシェの死後、1985年に出版されました。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないでしょう。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。