レッスン回数の目安はあるの!? ~モーシェの一言9~


 

モーシェの一言

 

Sensitivity decreases with strain.

In the nearly forty years of applying my system or technique of functional integration, a pupil rarely needs to receive more lessons than he is old.

The Case of Nora – p41

 

私の個人レッスンをつけてきた40年近くの体験から言えば、ほとんどの場合、生徒は自分の年齢と同じ回数以上のレッスンは必要ありません。

 



 

先生のちょこっと解説

 

先生と生徒が一対一でするプライベートレッスンを、モーシェはFI(Functional Integration=機能の統合)と名付けました。

彼のやり方は、生徒の必要を注意深く聞き、問題の原因を探り、解決するための動きをその時その時にしたがって考え出す、というものでした。

毎回のレッスンが、明確な目的を持っており、オリジナルだったのです。

 

そういうわけで、先生も生徒もなんとなく惰性でレッスンをやり続けるのはお勧めできません。

特にプライベートレッスン(FI)には、毎回何らかの進歩を期待する方が良いでしょう。

身体の不調や痛みから解放されるためだけであれば、生徒の年齢以上のレッスン回数は必要ありません。

20歳なら20回以下、40歳なら40回以下で十分で、後はグループレッスンや自己学習などで成長していけるようになるとモーシェは言います。

 

それから、年齢が若ければ若いほど、変化が早いこともわかります。

年齢を重ねるにつれて習慣が固まっていくからです。

フェルデンクライス・メソッドは、その人の「当たり前」が「当たり前でない」と気付かせるものなので、変化を受け入れる柔軟性が高ければ高いほど、効果を発揮します。

 

 

今回の引用著作

 

The Case of Nora

英語で書かれている原著です。1977年に出版されました。

 
 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないでしょう。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。