モーシェの一言

体の中心を使え!? ~モーシェの一言32~

 

モーシェの一言

 

And you will see when you move slowly that the really important thing is to have the same quality of mobilization throughout the body.

And that’s the quality for going fast.

The Master Move – p194
 

ゆっくり動く時にわかるでしょう。

最も重要なのは、身体全体を通して同じ質の動きを保つということです。

それが速く動く秘訣です。

 



 

先生のちょこっと解説

 

人間の機能は、原則的に身体の中心から端に向かって、大きく力強いものから小さく繊細なものになっています。

例えば、腰の筋肉は指先の筋肉に比べて、大きな仕事ができます。

ですから、重労働には出来るだけ体の中心に近い機能を使った方が楽なのは、言うまでもないことです。

 

さらに今回の一言では、モーシェが速く動くためのコツに言及しています。

全身の動きを均質に保つとは、全ての機能の努力感をそれぞれ同じに保つということです。

腰だけががんばっていないように、肩だけががんばっていないように、首だけががんばっていないように、気を付けて動けば、素早く自分を動かすことができます。

そして、それはゆっくり動く時にわかるのです。

 

あなたが素早くこなしたい動きはなんでしょうか?

ぜひ、速く動くための練習を、ゆっくりやってみましょう。

 

 

今回の引用著作

 

The Master Move

1979年にカルフォルニアのMann Ranchで行われた5日間のワークショップの記録です。12のレッスンが収録されています。

 

 

 

フェルデンクライス・メソッド未体験の方へ

 

この「モーシェの一言」シリーズは、フェルデンクライス・メソッドをより深く理解するための覚え書きです。

毎週のグループレッスンで一つずつ書いていき、全部で50週分のシリーズになりました。

一般的ではない言葉の使い方や、常識外れのアイデアが多いので、実際にレッスンを体験しないと何を言っているのかわからないかも知れません。

最初から全てわからなくても良いので、気を楽にしてモーシェ・フェルデンクライス博士の思考に触れていってみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドについてはこちらの記事でも簡単に紹介しています。

 

またもし興味のある方は、ぜひ前後の文脈を、辞書を片手に原著で読んでみて下さい。

フェルデンクライス・メソッドに対する理解が深まり、その計り知れない価値に気付かれるでしょう。